技術サポート体制
テクニカルセンター
実機試験と分析で、
最適な設備・処理条件をご提案します
テクニカルセンターでは、ろ過・粉砕設備を用いた実機試験と、粒子径分布や含水率などの各種分析を組み合わせ、お客様の材料特性を数値データで可視化します。
「処理できるか」という初期検討から、最適な設備選定、処理条件の最適化、スケールアップまで、経験豊富なエンジニアが一貫してサポートします。さらに、新製品の試作や受託加工による小ロット生産にも対応し、検証から実生産まで安心してお任せいただけます。ご利用の流れ
- お問い合わせ・ヒアリング
- 材料の種類、試験の目的(初期検討/設備選定/条件最適化など)をお伺いします。
- お見積り・条件確認
- 試験内容・測定項目に応じたお見積りと、試験条件をご確認いただきます。
- サンプルご送付
-
分析のみ:数g〜/実機連続テスト:数十kg程度〜
※測定機・試験内容により異なります。
- 実機試験・分析(テクニカルセンター)
-
サンプル受領後、結果をご報告いたします。
※所要日数は試験内容により変動します。
- データ・結果のご報告
- 測定データ・試験結果をもとに、ご状況をご説明します。
- 設備選定・条件のご提案
- 結果をもとに、最適な機種・処理条件をご提案します。
設備の導入前に、こんなお悩みはありませんか?
- 本当に自社の材料を処理できるか分からない
- 導入後に性能不足にならないか不安
- 設備選定に迷っている
- 量産にスケールアップできるか確認したい
テクニカルセンターなら、実機試験・分析で事前に確認できます。
材料試験・分析とは、実際の原料や成形品を使い、粒子径・含水率・粘度・流動性などの物性を数値で測定することです。カタログスペックだけでは、同じ「フィルタープレス」「粉砕機」でも、お客様の材料に対して狙った性能が出るとは限りません。マキノでは、テクニカルセンターでの実機試験と各種分析を組み合わせることで、導入前に「思っていたのと違う」を防ぎます。
テクニカルセンターでできること
カタログでは分からない「自社の材料での実際の性能」を、ろ過・粉砕それぞれの実機試験で数値化します。
- 処理できるかの初期検討
- 最適な設備選定
- 処理条件の最適化
- スケールアップ
ろ過
フィルタープレスの実機試験
お客様のスラリーで、ろ過速度・ろ過時間(サイクルタイム)・脱水後の含水率・最適なろ布・圧力条件を実測します。難ろ過性のスラリーの対応可否も確認できます。
粉砕
粉砕機の実機試験
お客様の原料で、目標粒子径への到達可否・粒子径分布・粗粒/微粉の残り方・摩耗やコンタミの発生を確認し、最適な機種と運転条件を見極めます。
測定・分析・評価
マキノでは、粒子径・形状・流体特性・レオロジー特性・濡れ性・含水率まで、11種類の測定・分析機器を保有しています
実機試験の結果を裏付けるため、材料の物性そのものも各種機器で測定します。粒子径・形状・流体特性・レオロジー特性・濡れ性・含水率まで、11種類の測定・分析機器を保有し、正確なデータをもとに機種選定や生産ラインをご提案します。
| 大分類 | 項目 | 測定機 |
|---|---|---|
| 粉体物性 | 形状・元素分析 | マイクロスコープ・元素分析装置 |
| 粒子径分布 | 粒子径分布測定装置 | |
| 比表面積・細孔径分布 | 高精度ガス/蒸気吸着量測定装置 | |
| 形状 | 走査型電子顕微鏡(SEM) | |
| 濡れ性・界面特性 | 粒子界面評価装置(パルスNMR) | |
| 分散性(ゼータ電位) | ゼータ電位測定装置 | |
| 分散性・粒子径分布(多検体) | 多検体・分散性評価 粒子径分布測定装置 | |
| 流動性 | パウダーテスタ | |
| 物質物性 | 結晶構造 | 粉末X線回折装置 |
| 金属イオン濃度 | フレーム式原子吸光光度計 | |
| イオン濃度 | イオンクロマトグラフィー |
測定機紹介
形状・元素分析
マイクロスコープ・元素分析装置
試料を拡大観察し、表面形状や粒子の状態を確認するとともに、元素分析により構成元素を調べる装置。高解像度観察と元素分析ヘッドを組み合わせることで、観察から分析まで一連で行うことができる。
- ろ過
- ろ布表面への付着物や目詰まり状態を拡大観察し、付着物の有無や成分分析に活用する。
- 粉砕
- テスト前後の粒子形状や表面状態、異物・コンタミネーションの有無を確認し、粉砕状態の評価や材質・付着物の特定に活用する。
- 型式
- KEYENCE VHX-X1シリーズ
- 用途
- 拡大観察、寸法測定、3D形状測定、画像解析、元素分析(レーザ元素分析ヘッド使用時)

粒子径分布
粒子径分布測定装置
粒子の大きさと分布を測定する装置。累積分布割合が50%になる粒子径をD50(X50)とする。
- 粉砕
- テスト条件と粉砕の進行状況から、最適運転条件の提案や実機の仕様決定に活用する。
- 型式
- MT3000
- 粒度範囲
- 0.3〜1,000μm

比表面積・細孔径分布
高精度ガス/蒸気吸着量測定装置
窒素ガス、水蒸気などを用いて粒子の比表面積を測定する装置。細孔分布・蒸気吸着・化学吸着の測定も可能。
- 粉砕
- 平均粒子径では検出できないナノ領域の粉砕進行も、比表面積の増加から精密に評価できる。
- 型式
- BELSORP-MAXII
- 粒度範囲
- 0.0005㎡/g〜
- 細孔径分布
- 0.35〜500nm(直径)

形状
走査型電子顕微鏡(SEM)
粒子や固体表面などの微細構造を観察する装置。
- 粉砕
- 粉砕前後の試料の形状・粒子径の変化を観察する。
- 乾燥
- 造粒品の外観・一次粒子を観察し、画像処理により粒子径を測定する。
- 型式
- VE-9800
- 倍率範囲
- 15〜10,000倍

濡れ性・界面特性
粒子界面評価装置(パルスNMR)
溶液中の粒子表面に吸着した液とバルク液の比率から、粒子の比表面積を短時間で測定する装置(前処理不要)。
- 粉砕
- 粒子と溶媒との親和性を相対評価。ボールミルのインライン計測により粉砕の進行をオンタイムで計測できる。
- ろ過
- 粒子径分布が同じサンプルでも、分散性等の差異を検出する。
- 型式
- Acorn area
- 評価項目
- 比表面積・濡れ性(界面特性)

分散性(ゼータ電位)
ゼータ電位測定装置
スラリー中の微粒子が持つ電気二重層の電位(ゼータ電位)を測定する装置。ゼータ電位がゼロに近いと凝集しやすく、絶対値が大きいと分散状態を保ちやすい。
- ろ過
- pH調整のみでフロックを制御する、ケミカルフリーろ過を検討する。
- 乾燥
- スプレードライヤ用スラリーの分散状態維持を提案する。
- 型式
- DT-310
- 評価項目
- ゼータ電位(分散・凝集状態)

分散性・粒子径分布(多検体)
多検体・分散性評価 粒子径分布測定装置
ナノ粒子の分散性・分散安定性・粒子径分布を多検体同時に評価できる。回転中心からの距離ごとに透過率を測定し、透過光の変化からストークスの式を利用して粒子径分布を算出する。
- 型式
- LUMiSizer

流動性
パウダーテスタ
安息角、かさ密度、圧縮度、凝集度などの粉体特性を測定し、粉の流れやすさや噴流性を総合的に評価する装置。測定結果から粉体の流動性を定量的に把握することができる。
- 粉砕
- 粉砕前後の粉体の流動性を比較し、粒子径や粉砕条件の違いによるハンドリング性への影響を評価する。
- 乾燥・造粒
- 噴霧造粒した粉体の流動性や充填性を評価し、造粒条件の検討や、後工程での供給・搬送性の確認に活用する。
- 型式
- ホソカワミクロン PT-S
- 主な測定項目
- 安息角・崩潰角・かさ密度・圧縮度・凝集度・スパチュラ角・分散度など

結晶構造
粉末X線回折装置
構造が未知の試料に対しX線回折データを取得し、データベースと照合することで化合物の同定や結晶構造の解析を行う装置。回折強度・ピーク形状から結晶性の評価が可能。
- 粉砕
- 粉砕の進行による粒子表面の結晶性低下(メカノケミカル効果)を、粉砕エネルギーとの関係で定量評価する。
- 型式
- MiniFlex(Rigaku)
- 評価項目
- 化合物同定・結晶性評価

金属イオン濃度
フレーム式原子吸光光度計
水溶液中に含まれる金属イオンの定量分析を行う装置。
- 粉砕
- 粉砕品中の金属コンタミ量を定量評価する。
- ろ過
- ろ液中に含まれる有害物質を調査する。
- 型式
- ZA-3300
- 用途
- 水溶液中の金属イオン定量分析

イオン濃度
イオンクロマトグラフィー
液中のイオン濃度を測定する装置。
- 粉砕
- 粉砕品中のコンタミ定量評価、表面積増大によるイオン吸着評価に活用する。
- ろ過
- ろ過工程での液中イオン濃度を測定する。
- 型式
- FD-660
- 測定可能イオン
- アニオン(F⁻,Cl⁻,NO₂⁻,Br⁻,NO₃⁻,PO₄³⁻,SO₄²⁻)カチオン(Li⁺,Na⁺,NH₄⁺,Mg²⁺,Ca²⁺,K⁺)

よくある質問
材料の分析だけを依頼することはできますか?
可能です。設備導入を前提としない分析・測定のみのご依頼にも対応しています。
サンプルはどれくらいの量が必要ですか?
測定機によって異なります(各測定機の「サンプル量」を参照)。まずは概算の材料量をお聞かせください。
試験にどれくらいの期間がかかりますか?
サンプル受領後、結果をご報告いたします。※所要日数は試験内容により変動します。
小ロットでの生産(受託加工)はできますか?
別途「受託加工」ページでご案内しています。